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「うまれる」ということ。

2011/01/20 Thu

昨日、12日にラオスから帰ってきたばかりの友達と会いました。ラオスでは、同じプロジェクトで活動し、活動以外でも、一緒に旅行をしたり遊んでもらっていたのですが、その彼女も2年間の任期を満了し、無事に帰国してきたのです。

日本で会うのは初めてだし、お互い冬の格好をしているし、わかるかな~?と思っていましたが、ものすごい数の人が行き来をしているJR品川駅の改札で、あっさり再会(笑)

いやー、元気そうで安心しました。


それから、2人で「うまれる」という映画を観に行きました。

これは、母親から虐待されていた女性が、ご主人と一緒に初めての妊娠と出産を体験する話をベースに、重い障害を持った子どもを育てている夫婦、出産予定日の日にお腹の中で赤ちゃんが亡くなってしまった夫婦、不妊の夫婦という4組の夫婦のドキュメンタリー映画です。

この映画の中で、「お腹の中から出てくることが『うまれる』んじゃなくて、お腹の中に命が宿ったときから『うまれて』いる。」という言葉があったのですが、本当にその通りだなあと思いました。
予定日に赤ちゃんを亡くしたお母さんは、私が想像もつかないようなつらい体験のなか、ご夫婦で力を合わせてその悲しみを乗り越えられたのですが、そのご夫婦が、

「この子は、お腹の中で10ヶ月を一生懸命生き抜いた。」

ということをおっしゃっていました。

お腹の中に命が宿るということは、とても神秘的で、それだけでもすごいこと。

その上、お母さんと一緒に10ヶ月間生き抜いて、そして出産という過酷な大仕事を成し遂げて出てくる赤ちゃん。お母さんももちろんすごいけど、あんな小さな身体でがんばる赤ちゃんは本当にすごい!!

だから出産のシーンは、何とも言えない感動とパワーをもらえます。

改めて、その場所に立ち会える助産師という仕事の素晴らしさを感じました。


そして、その映画を観終わった後、ニコンプラザで開催されている、ジョナサン・トーゴヴニク写真展「ルワンダ ジェノサイドから生まれて」を観に行きました。

1994年にアフリカにあるルワンダという国で起きたジェノサイド(大量殺害)で、多くの人が亡くなったことは、まだ覚えている方も多いと思いますが・・・。

このとき、前の日まで普通に暮らしていた隣の人から、民族が違うという理由だけで、家族や親戚を斧や鉈(なた)で残虐に殺されてしまうということが起きました。その中で、多くの女性が性的な暴行を受けました。その暴行の結果、約2万人の子どもが生まれたと言われているようですが、その子どもを生んだ母親へのインタビューと親子の写真が展示されています。

それぞれの写真に、母からのインタビューの内容が書かれていて、あまりにも残酷で生々しい内容に、読んでいるのもつらくなるほどでした。
昼間に見た映画では、愛情いっぱいな内容だっただけに、この写真展の内容は正反対で不幸なものに感じました。


しかし。


写真を見ていくうちに、この母親たちが一度も愛したことのない相手からの暴行の結果、妊娠して生まれた子どもを「いとおしい。」と言っているのです。


「この子は、たった一人の私の家族。」


「この子がいなかったら、私は生きていけない。」


信じられない言葉が書かれていました。


宗教上中絶はできないけど、それでも妊娠中に何とか堕ろそうとしてできなかった人も、生まれたらすぐに自分で子どもを殺そうとした人も、なぜか出産してきれいな赤ちゃんを見ると、殺すことができず、むしろ愛情が沸いたというのです。

もちろん、そう感じられないという人もいるし、そう思えるようになるまで何度もカウンセリングを受けて来た人もいます。

でも・・・・。


「生まれてきた子どもには、何の責任もない。」


そう思って、

貧しくても、

親戚に嫌がられても、

暴行のせいで自分がHIVに感染してしまって絶望しながらも、

子どもの将来を心配して一生懸命に生きている女性が、遠い国にいると思うと、胸がきゅーっと痛くなる思いがしました。


死ななかったのが不思議というくらいひどい体験をした上に、暴行を加えた男性の子どもを産み、育て、愛せるという強さは、どこから沸いてくるのでしょうか?

宗教や民族の違いだけで、できることでしょうか?

ではなぜ、自分が愛した人との間に生まれた子どもを虐待してしまうのでしょうか?



今日の映画と写真展で、「うむ」ということ、「うまれる」ということについて、とても考えさせられました。










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コメント

Secret

No title

なかなか奥深く、考えたね。
(前の記事とは大違い→ラジオ体操第4・笑)

私もその写真展、見に行きたいなぁーと思っちゃった。

子供というのは本当に不思議な存在で、
時に愛しく、時にか弱く、時にとても強く、
そうかと思えば本気で喧嘩した時には憎たらしく(笑)、
自分のお腹の中から生まれてきたのに
全く別の一人で、
全く別の一人なのに、一番大切にしたいものなのです。

旦那のことは嫌いになれるのに
子供は嫌いにはなれない。

身近なことから考えたら、そういうことだよね。
あ、写真展に比べれば、軽すぎる思考だねー!

でもほんと、見に行きたいなあ。。

コメントありがとう。

なりさん>ラヂオ体操とのギャップ、自分でも感じていたけど、楽しいことある日もあれば、まじめな事を考える日もあるってことで!!(笑)
写真展は、東京都京都であった気がしたけど、写真集も出てるらしいよ。リンクも張ってあるので、記事の中の写真展の文字をクリックしてみてください。
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復興支援のお仕事で、宮城県気仙沼で活動中です。
龍のように、しなやかに、どんどん上を向いて昇っていけますように。

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